Archive for the ‘バードウォッチングツアー’ Category

親子クジラ!

日曜日, 3月 6th, 2011

赤ん坊クジラがperiscopingをしているところ。

先日、マカプウ岬ネイチャーウォークツアーに出かける際、天気を見て、海は穏やかだろうし、風があまり吹いていないので、クジラウォッチングに最高な天気だと思い、一眼レフに長いレンズを付けて、三脚も持ってでかけました。重い荷物になりましたが、この日は十分背負っていく価値がありました。

マカプウの頂上に登ったら、眼下にクジラの親子が湾に入って来て、かなり長居をしてくれました。感動!

この親子の他にあっちこっちでクジラがびゅうびゅうと潮を吹いていました。
ここでちょっとクジラの習性に触れましょう。上の写真では赤ちゃんのクジラがperiscopingをしています。クジラは立派な目を持ち、水中だけではなく、頭を出して回りを見ることもします。この習性のことをperiscopingと言います。ペリスコープというのは潜水艦の潜望鏡のことです。クジラがまるで潜望鏡のように頭を出して回りを見ます。赤ちゃんのクジラが逆に人間ウォッチングをしていたのでしょうか。

尻尾を海面に叩く「Tail slap」です。

上の写真を見てわかりやすいと思いますが、クジラが尻尾を出して海面を叩いています。そうとう大きな波を起こします。この習性は何のためか?コミュニケーションの手段?単純な遊び?痒いから?どうぞクジラに聞いてください。

クジラの群がやってきました!

クジラ達はよく一緒に泳ぎます。ハワイにいる間もものを殆ど食べないらしいですが、アラスカの海では協力して沖アミを追って猟をするらしいです。社会性の高い動物ですね。

のんびりと泳ぐクジラ

上の写真は先週バードウォッチングツアー中に撮りました。これはオアフ島の西海岸の海です。他の写真は最東端であるマカプウで撮ったものですが、西方面、南方面オアフ島のどこの海でもこの季節は見られます。捕鯨が厳しく規制されるようになってからは、個体数も大分復活し、今ハワイには1万2千頭ぐらいがくると思われています。

親子と若い雄のクジラ

よく三頭で一緒に泳ぎます。親子と、若い雄です。お母さんと交尾をする機会を待ち構えていると思われていまが、実際お母さんクジラは赤ちゃんの子育てで忙しく相手にしません。でもちょっと誘惑しているのかな?クジラも、お互いの関係がいろいろ複雑ですね。事実上この関係上、若い雄がボディーガードの役割を果たすようです。

赤ちゃんのクジラがお母さんクジラの横を。

このクジラたちは皆ザトウクジラという大型クジラです。大人の体調は14mぐらいあります。特徴の一つが長い胸びれです。赤ちゃんの胸びれもやはり長いです。

大人のクジラの潮吹きは大きい

クジラを探す時はまず潮吹きを肉眼で探します。大人のクジラの潮吹きは大きいですが、子供はそれほど大きくないので気づかないことが多いです。

赤ちゃんの潮吹きは小さくて気づかないこともある

クジラの鼻の穴は相当大きいですね。

筋肉もりもりのザトウクジラの尾

この季節、AAEのマカプウ岬ネイチャーウォーク、考古学&ネイチャーサイトツアー、バードウォッチングツアーではクジラウォッチングもします。陸からのクジラウォッチングもいいですよ。

ハワイの鳥 ー アラエ・ウラ

月曜日, 1月 10th, 2011

オアフ島とカウアイ島にのみ生息するハワイ固有種のバン(アラエ・ウラ)。日本のバンに似ていますが、別種類とされています。

ハワイアンの伝説ではアラエ・ウラ(バン)は「火の秘密」をハワイアンに伝えたと言われています。昔、ハワイアンは料理や体を温めるための火の秘密を知りませんでした。アラエ・ウラが彼らのことをかわいそうだと思い、火山へ飛び、燃えている枝を嘴に加えてハワイアンに運んで帰ったといわれています。炎が燃えている枝を嘴ではさんだ時に火傷をし、嘴と額が赤くなったと伝えられています。「アラエ」は額、「ウラ」は赤という意味だそうです。

水かきがないので早く漕ぐことができません。スピートを出すために漕ぐたびに頭を前へと突き出します。

この鳥はあるハワイアンの家族にとってはアウマクア(家の守り神)であり、逆にある人にとっては悪いことが起こる前兆の鳥です。

その悪いイメージはもしかするとバンは警戒深い水鳥でひっそりとした動きをよくするからかもしれません。草が茂っている湿原にいるアラエ・ウラを観察しようとするとすぐ身を隠します。鳴声しか聞こえないことも多いです。その鳴声だけでも悪い兆しとも言われています。

足を見ると水かきがなく、指が長いです。湿原の草の上によく歩けるようになっている足です。水かきがないので水がはっているところを渡る時は水かきのある鳥と比べるとスピードがでません。

足が黄色くて長い。このような湿原の草の上に歩くようになっています。

アラエ・ウラ(Commen Moorhen / Gallinula chloropus sandvicensis)はオアフ島とカウアイ島にしか生息していませんが、他の島で見られたという報告もあります。昔はハワイ島、マウイ島、モロカイ島にもいたようですが、湿原やタロイモの水田など、アラエ・ウラが好む環境が開発されたり、汚染されたりすることによって個体数が大きく減りました。

オアフ島のノースショアにある米連邦政府のジャームズキャンベル野生生物保護区の注意看板「注意!ここで絶滅危機種のバンがよく渡るところ!バン優先!」

アラエ・ウラのあれこれ

  • アラエ・ウラの雛はあまりかわいくありません。
  • アラエ・ウラはIZ(Israel Kamakawiwoole)のMaui Hawaiian Supermanの歌に出ています。火をもたらした伝説のことが歌に出ています。
  • アラエ・ウラの火の伝説はいくつかのバージョンがあります。
  • ハワイアンは昔アラエ・ウラを食べていましたが、あまり美味しくないそうです。もしかすると飢饉時の非常食だったかもしれません。

アラエ・ウラを見たい場合はAAEのバードウォッチングツアーにご参加ください。

カイルアにある人気のKimo & Bootsという朝食専門店の近くにこのアラエ・ウラの彫刻がありましたが、盗まれてしまいました。何で!?

アカオネッタイチョウの雛の羽

月曜日, 11月 1st, 2010

アカオネッタイチョウの巣に残されたまだら模様の雛の羽。

先日バードウォッチングツアーを行いました。このツアーのハイライトの一つはアカオネッタイチョウです。(尾羽が細くて赤い海鳥です。)残念ながらスポットへ行ったら、雛たちが既に巣立った後だったり、他の動物にやられたりで(骨を見つけました)、もういませんでした。見えていない巣がきっとあるだろうと思い、親鳥が飛んで帰ってくることを期待し、かなりねばりましたが、残念ながら結局巣立ちしたアカオネッタイチョウの雛の羽しか見ることができませんでした。でも、これも嬉しい発見ですが。面白い斑の模様です。雛の写真とアカオネッタイチョウの詳しい話はこちらへどうぞ。 別のバードウォッチングツアー、ブログリポートでどうぞアカオネッタイチョウの尾羽のクローズアップ写真などを見てください。

これからアカオネッタイチョウはもっと見つけにくくなります。11月〜2月の間にはアカオネッタイチョウは殆どいません。また来年の3月ごろから繁殖期が始まり、見られるようになります。

次のお待ちかね、これからやって来るる鳥はコアホウドリです。先日繁殖地のカエナにいってきましたが、まだきていませんでした。来るのはだいたい12月からですが、時々早いものを見かけたりします。初コアホウドリを見ましたらまたご報告します。