Archive for 5月, 2009

オナガミズナギドリ(2/3)

日曜日, 5月 31st, 2009

 

モクヌイ島

モクヌイ島

 

上の写真は去年のメモリアルデイのモクヌイです。メモリアルデイの週末は毎年3連休。アメリカ人にとってメモリアルデイウィークエンドは夏のはじまりですので、沢山の人が庭先やビーチでバーベキューをします。

この日も多くのカヤックがモクヌイにきていました。上陸したすぐ側にオナガミズナギドリの巣穴があります。皆きちんととルールを守って鳥の繁殖エリアに入っていませんでした。その様子を見て安心しましたが、雛が多く育ち、巣立ちができてもまだ問題があります。

 車に引かれたオナガミズナギの雛。(ワイマナロにて)

車に引かれたオナガミズナギの雛。(ワイマナロにて)

 

巣立ちしたばかりのオナガミズナギドリはよく街の光、特に街灯に惑わされて、疲れるまでその光のまわりを飛びます。長距離を飛ぶこの鳥は恐らく太陽が「羅針盤」なので、雛には街灯と太陽の区別がつかないのでしょう。疲れて道におりた時に車に轢かれてしまうことがよくあります。以前、雛が巣立ちする9月にオアフ島の東海岸をドライブした時、轢かれてしまったオナガミズナギトリの死体を数えてみたところ鳥の死体を9羽も見つけました。

カウアイ島郡立政府は、ミズナギドリを守るため街灯に笠をつけるように努力しています。しかしオアフ島は街灯が多いので難しいようです。しかしせっかく巣立ちしたのに、すぐ車に轢かれるとは何とも可哀想な話です。

オナガミズナギドリ(1/3)

金曜日, 5月 29th, 2009
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アクリクリの中で休んでいるオナガミズナギドリ(オアフ島/ポポイア島)

 

先日、月の出を見るためにラニカイビーチへ行きました。この日は雲が多く、暗くなってきても月は見えそうもありません。あきらめて撤退しようと思ったところ、突然闇の中から黒い影がさっと飛んできて一瞬視野に入りました。この季節、時間、場所を考えると、これはオナガミズナギドリです。

オナガミズナギドリは暗くなってきたこの時間に巣に戻ります。繁殖していない時は島に来ないのですが、今がちょうど繁殖期ですのでよく島で見かけます。この鳥はクチバシや足で砂地に巣穴を掘ります。ラニカイビーチにも巣を作るのですが、住民の犬に襲われ、繁殖率は大変低いです。外敵は犬だけではなくマングースやネズミもいます。オナガミズナギドリは、ほとんど外敵のない隔絶された島で繁殖してきたので外敵に弱いのです。

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巣穴に入っているオナガミズナギドリ(モクヌイ島)

 

オナガミズナギドリはラニカイビーチの沖にある小島でコロニーを作っています。たいてい4月から10月の間が繁殖期です。ちょうど去年の今頃モクヌイにカヤックで行き、タイミングよく求愛習性と交尾の瞬間が撮影できました。

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オナガミズナギドリの卵。ニワトリの卵に似ています。(モクヌイ島)

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オナガミズナギドリの雛。まだ羽毛しか生えていません。(モクヌイ島)

 

注意: カヤックでポポイアまたはモクヌイにカヤックでバードウォッチングに出かける際は以下のルールやご注意を守ってください。
* 行く前にカヤックや洋服に虫や種が付いていないことを確認すること。チャイナマンズハットもオナガミズナギドリの繁殖地ですが、カヤックについていたバイティングアント(刺す蟻)が島に入り、その島の雛の生存率が低くなりました。
* 犬などのペットは絶対に連れて行かないこと。
* 鳥などの生き物は離れたところから観察すること。
* 自分のゴミはもちろん、見かけるゴミも拾って島をきれいにすること。(お手洗いはないので必ず行く前に用を済ましておくこと。)
* 島にある道から離れないこと。島の中心部に上らないこと。巣穴を踏んで壊してしまいます。
* 海や波に十分気をつけること。カヤックが初めての方にはおススメできないコースです。観光客の最も多い死亡事故は溺死です。ガイド付きのツアーで来た観光客が島を歩いている時に高波におそわれ動けなくなりヘリコプターで救出された事故もありました。

数分間の違いで

月曜日, 5月 25th, 2009

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マノア滝の水量は時々、数分間の違いで一変します。この冬最後の大雨は4月23日でした。数週間前から降り続いた雨で地面も飽和状態になっており、急な増水が予想されました。その日は午前のマノア滝ハイキングツアーも案内していたのですが、午前ツアーでは滝の水量はそれほどでもありませんでした。(上の写真)しかし…

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 午後からは雨も本降りになり同じ滝がこんなになりました。

この日を最後に今日に至るまで冬の雨期のような本格的な雨は降っておらず、ハイキング道も今はカラカラに乾いています。歩きやすいもののマノア滝の水量はやはり少なくなってきました。お天気をとるか、迫力のある滝をとるか、難しい選択ですね。