Archive for 5月 20th, 2009

さらばスーパーフェリー(1/2)

水曜日, 5月 20th, 2009
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乗客8百人、車台数300台を運べるスーパーフェリー。ハワイアンアウトリガーカヌーを思わせる総船体設計のアラカイ号。(おはようダイヤモンドヘッドツアーにて)

 

「スーパーフェリーの器材・グッズが競売に」土曜日の朝刊の見出しです。

ハワイの島間を車と人を運ぶ高速フェリーが運行していたことをご存知の方も多いと思います。この「スーパーフェリー」が今年の3月、営業停止となり廃業しました。

スーパーフェリーは長い裁判の末、環境保護団体の反対派に負け、裁判で営業停止命令が出ました。スーパーフェリー側は最高裁判所に上告、しかし訴えは退けられました。先月、スーパーフェリー第一号「アラカイ」(海への道)はアラバマ州にある造船所に戻りました。この造船所には就航すらできなかった「フアカイ号」があるところです。スーパーフェリーのハワイからの完全な撤退作業の一つがこの競売です。

 

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ホノルル湾のスーパーフェリー乗り場

 

大きな「開発」を行う前には、その開発が環境にどのような影響があるのかを調査することが法律で決められています。その調査をまとめて「環境影響報告書」を提出し、それを叩き台にその開発の是非を議論して許可を出すか否や決めるわけですが、このスーパーフェリーの場合、ハワイ州がスーパーフェリー就航は「開発」に当てはまらないとし、財政的にも州が大きくサポートしました。ところがいざ就航という時にシエラクラブなどの環境保護団体(噂ではスーパーフェリーのライバルとなる郵船会社や航空会社が反対に加わっていたそう)を中心にスーパーフェリーは十分「開発」に該当し環境にも影響大だと訴え、結局スーパーフェリー側が敗訴したわけです。「環境影響報告書」に必要な調査には一年以上かかり、提出したとしても必ずしも営業が再開できるとも限らず、結局スーパーフェリー側はハワイでの営業をあきらめたのです。

 

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スーパーフェリーのゆったりした船内。食堂やバーも完備

 

スーパーフェリーの是非をめぐって色々な意見がありますが、必ずしも環境保護家がみんな反対しているわけではありませんでした。シエラクラブの中でも反対派と賛成派に分かれ、賛成派がメンバーシップを解約したという話もクラブの幹部から聞いています。僕は大学時代からこの環境保護団体のメンバーですが、スーパーフェリーに関しては反対派に同意していません。議論の是非や裁判の細かいいきさつは、ネットなどで色々読むことができますが、僕としてはハワイに島間のフェリーサービスがあってもいいと思っています。

 

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スーパーフェリー船尾からの景色は最高でした

 

結局一度しか利用したことがありませんでしたが、飛行機とは違う利点も多かったですし、ハワイの自然環境への害があるという説もそれほど説得力がないように思えました。

 

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船内には船酔いした場合の袋や船酔いの薬が用意されていました。幸いスーパーフェリーに乗った昨年10月の海は穏やかで船酔いはしませんでした。

 

次回はスーパーフェリー旅行の様子です。