Archive for 11月, 2009

The Pastele Shop

金曜日, 11月 27th, 2009

ハワイで食べるプエルトリカン料理。全部、茶色で見かけは悪いですが美味しいですよ。

ハワイで食べるプエルトリカン料理。全部、茶色で見かけは悪いですが美味しいですよ。

ハワイのサトウキビ耕地で働くために移住してきたのは日本人や中国人などアジアからだけではありません。プエルトリコからの移民も多くいました。彼らはハワイの多様な食文化にも大いに貢献しました。そのプエルトリカンの代表的な料理の一つがパテレです。

パテレとは蒸し料理です。まず豚のひき肉、スパイス、オリーブ、タマネギ、甘い唐辛子、ニンニクなどで(バリエーションはいろいろあるようです。)シチューのようなものを作ります。これはマトゥダというらしいです。そのマトゥダと潰した青いバナナとタロイモを混ぜ、それをバナナの葉で包んで蒸します。メキシコ料理のタマレのようなものです。

上の写真ではパテレは箱の左側にある長いものです。その隣にマトゥダがあり、右側にガンジュールライスがあります。箱の上のボールに入っているものがバカラオサラダ、干タラのサラダです。このサラダ最高です。

パテレを作る知り合いによると、この料理の決め手はバナナだそうです。ちょうどよい未熟具合のものが大切です。(青バナナを使います。)

プエルトリコでは、パテレはクリスマスの時またはお祝いの時に作るものだそうです。ハワイではなぜかハワイアン料理の店でよく出しています。プレートランチのような店でも出しています。よく田舎の道端で人が車をとめて売っているのもよく見かけます。ちゃんとした店ではないのですが、ああいうのが意外に美味しかったりします。(衛生のことをあまり気にしない方におススメします。)普通、スパイシーまたはマイルドの二種類から選びます。

 

パテレを食べたくなったらよくThe Pastele Shopに行きます。パテレ専門店だけあって美味しいです。上のプレートランチはその店のものです。場所は2101 N. School St.です。カリヒにあるビシップ博物館から10分ぐらい歩いたところにあります。フライドチキンも隠れた人気商品です。

ハワイアンキルト〜竹とナンズオーキッド

水曜日, 11月 25th, 2009

マノア滝ハイキングツアーに参加されたナカガワさんから素敵なお手紙をいただきました。ナカガワさんはハワイアンキルトのインストラクターをされています。

Na Uhane o Hawaii Kuiki ナ・ウハネ・オ・ハワイ・クイキ

マノア滝ハイキングツアーのコースの「竹林に清楚に、可憐に咲いている(蘭)の姿」をベッドカバーサイズでデザインされたそうです。

(中略)日本にかえって数ヶ月。私の生徒さんのお一人が、私の「竹とナンズオーキッド」のデザインを80センチ角のタペストリで作りたいとの言われてデザインし直しました。生徒さんの技術と選ばれた布使いがあまりにもすばらしいのでマリコさんにお礼をかねてお見せしたいと思いまして。添付写真は、まだ作成途中ですが(お見せしたくて出来上がるまで待てませんでした)太陽の光が竹に降り注いでいるというイメージで布を選ばれたそうです。ほんとうにマノアの竹林はこんな感じで光が差し込んでましたね。ハワイに行った事の無い方ですが、よくこんなにイメージぴったりの布を見つけてこられたな…..と驚いています。

200911bamboo

Design by ナカガワノブコ

この竹林に咲いていた蘭はNun’s orchidといいます。

Nun's orchid(尼さんの蘭)

Nun's orchid(尼さんの蘭)

竹林に咲くNun's orchid

竹林に咲くNun's orchid

写真と上のハワイアンキルトを一緒に見ると、キルトのデザインがいかにマノアの竹林の様子を表現しているかわかりますね。すばらしい作品を見せていただきありがとうございます!

 

NHK「世界エコツアー」/撮影の写真日記4

月曜日, 11月 23rd, 2009

カアイさんの家族は何世代もワイピオ渓谷でタロイモの栽培に携わっています。彼と彼のおばさんアーンティーマーガレットが撮影の協力してくれました。

カアイさんの家族は何世代もワイピオ渓谷でタロイモの栽培に携わっています。彼と彼のおばさんアーンティーマーガレットが撮影の協力してくれました。

撮影の4日目と5日目です。

4日目はワイピオ渓谷のタロイモ水田でハワイアン文化の勉強をしました。タロイモの植え方、収穫の仕方、ハワイアン文化における意味などです。実際タロイモを収穫して調理もしました。タロイモからポイというものも作り食べました。

アーンティーマーガレットのタロイモ農家です。殆どのタロイモの農家と同じく、彼女は時々しか農家に泊まりません。普段は谷間の上にあるホノカアの街に別の家があってそこに住んでいます。

アーンティーマーガレットのタロイモ農家です。殆どのタロイモの農家と同じく、彼女は時々しか農家に泊まりません。普段は谷間の上にあるホノカアの街に別の家があってそこに住んでいます。

撮影の5日目は同じワイピオ渓谷に来て、トレッキングをしました。ワイピオ渓谷の壁に登る山道の途中まであがると、ワイピオ渓谷の奥まで、そしてその奥にあるハワイ最大の滝「ヒイラヴェ」が見えてきます。

旅人がタロイモを収穫しています。皆さん意外とドロドロになるのも厭わず、田んぼに入っていました。農家の良いお嫁さんになれますね。

旅人がタロイモを収穫しています。皆さん意外とドロドロになるのも厭わず、田んぼに入っていました。農家の良いお嫁さんになれますね。

ワイピオ渓谷はコハラ山脈にある谷間の一つです。コハラ山脈はコハラ火山の名残です。コハラ火山は一時キラウエア火山と同じぐらい大きな盾状火山でしたが、噴火活動が終わってから主に雨による浸食で山脈の形に削られました。コハラ山脈に貿易風がよく当たり雨が多いので谷間がたくさん削られています。その最も大きな谷間がワイピオ渓谷です。この谷間に来た理由の一つは火山が年を経るとどのように変わっていくかを自分の目で見ることです。殆どの撮影はできたての溶岩地帯だったのですが、ここは新緑の谷で生命がたくさん芽生えている豊かな土地です。

ポイ作りの様子。カアイさんの大きな道具を使おうとしましたが、重すぎて腕がすぐあがらなくなりました。

ポイ作りの様子。カアイさんの大きな道具を使おうとしましたが、重すぎて腕がすぐあがらなくなりました。

僕にとって最も面白かったのは上のポーハククイアイを使わせてもらったことです。ポーハククイアイというのはポイを作る石でできた道具です。自分でも小さいの持っていますが、カアイさんが持っていたものは非常に大きくて重いものでした。冗談抜きでこれはきっとワイピオで育ったカメハメハが使ったものではないかと思いました。カメハメハは力持ちだったという話をしたら、カアイさん曰く「いや、今は現代ハワイアン人はすっかり弱くなってしまったけど、昔の人はみんなこのような道具を平気で使えるくらい強かったんだよ。」でも現代人は皆よわくて、昔の人が強かったのでこのような重い道具は平気だったよ」。

ポイの作り方です。まず蒸篭でタロイモを蒸して、きれいに皮を剥きます。そして、石の道具で潰し、なめらかにします。なるべく水を使わないことがコツらしいです。簡単に説明するとこれは日本の餅つきと同じようなものです。できあがったものは「パイアイ」といいます。このままで食べてもいいし、少し水と混ぜて薄めることもできます。水で薄めたものを「ポイ」といいます。最初から(タロイモを潰す時に)水を加えるとちゃんとしたものができません。

ポイは本当に体にいい食べ物です。栄養たっぷりで消化しやすく、ベビーフードにも最適です。

ワイピオビーチから250mぐらい壁に登ると絶景が。展望のよいところは白い矢印で示しています。

ワイピオビーチから250mぐらい壁に登ると絶景が。展望のよいところは白い矢印で示しています。

次の日、撮影の5日目にまたワイピオに戻りました。今度はワイピオ渓谷に登ります。このコースについてどうぞここをクリック。先日社員旅行で登った山道です。

最後の日まで天気に恵まれて、僕が出る撮影はここで無事に終わりました。撮影班は次の日に実景を撮りに島を回ったと後で知りました。一週間後に僕はまたハワイ島に行き、生中継のリハーサルに入りました。番組の最初の放送に生中継を入れて、放送することになりました。田代アナウンサーと一緒に生で番組の冒頭、途中、最後にコメントしました。そして、番組の最後に真っ暗な中、飛び散る溶岩を背景にフラダンサーが火山の女神ペレを捧げるフラを踊りました。とても感動的でした。ぜひ皆さんにこの生中継が入っている映像も見ていただきたいと思います。しかし、今回のこの20分バージョンもどうぞご覧ください。

撮影班がワイピオ渓谷の壁に上るムリワイトレイルの4番目のジグザグからの展望を楽しんでいるところです。

撮影班がワイピオ渓谷の壁に上るムリワイトレイルの4番目のジグザグからの展望を楽しんでいるところです。